家具・木製品の修理工程

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 家具・木製品と言っても種類が多くあります。

使っている材質によって多少修理方法も違ってきます。

材質が無垢財(むくざい)の家具とそうでない家具は少し修理の工程が変わってきます。

無垢材とはどの部分を見ても天然の材料を使用している家具(天然の1枚の板)、そうでない家具は表面だけ天然材等を使用している等の家具です。(ベニヤ板等)

簡単にではありますが修理工程をご説明致します。

 

 

無垢材を使っている家具・木製品でも違っても最初は金具や扉等外すことのできる物は全て外します。
その後の作業が少し違ってきます。

 

・無垢材の家具・木製品

 無垢材の家具・木製品は汚れ、ほこり、ゴミ等をとるために一度水洗いします。
 (洗剤を使う場合もあります。)
       
 接着部分の緩んだ部分を締め直し接着。
 (場合によっては分解後接着する場合もあります。)
       
 その後、ペーパーを掛け表面の塗装、傷をとります。
 (深い傷は埋める)
 ペーパー掛けは粗いペーパーから細かいペーパーへと掛けてゆきます。
 仕上げ方法によってペーパー掛けの回数は違いますが、うるし仕上げの場合は
 7~8段階ペーパーを掛けます。
       
 ウレタン塗料で仕上げる場合は、着色後、下地ウレタン、仕上げウレタンの順に塗装し
 仕上げます。
 ウレタン塗料は下地、仕上げとも何度か塗り重ねます。
 (回数は材質、状態、場所によって変わります。)

 うるし仕上げの場合は、着色後、うるし塗りトノコ拭きの作業を3回ほど行います。
 うるしを1回塗ると乾燥に約1週間ほどかかります。

 

・無垢材以外の家具・木製品

 無垢材以外の家具・木製品も汚れ、ほこり、ゴミ等をとるために一度水洗いします。
 場合によっては水洗いできない場合もあります。
       
 無垢財以外の家具・木製品は、表面に貼ってある木が薄い場合が多いので、ペーパーを掛けて塗装を
 とると、下手をすると下地が出てきてしまうことになるので、ぺーぱーで塗装はがすことはしません。

 現状の塗装の状態によって違いますが、塗装をはがす必要のあるときは薬剤を使って
 塗装をはがします。
 塗装面をはがす必要のないときは、塗装面を細かいペーパーで整えます。
          
 その後、キズ等を埋めます。
          
 無垢材以外の材質の家具・木製品は、ウレタン塗装をします。
 着色後、下地ウレタン、仕上げウレタンの順に塗装し仕上げます。
 ウレタン塗料は下地、仕上げとも何度か塗り重ねます。
 (回数は材質、状態、場所によって変わります。)

       
 最後に取り外した金具、扉等を取り付けて完成です。
 (金具等はメッキ仕上げをしたり、新しい金具に交換する場合が多いです。)

 

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