1, まずお預かりした桐たんすに付いている金具を
     はずし ます。

2, 次にブラシで水洗いし、桐材の表面のよごれ等を洗
      い流します
   (この作業が有るので桐だんすの再生を洗い
      と言うのでしょう)

3, 桐材表面の粗かんなかけ。

4, 欠け・割れ・キズを補修。
  (欠け・割れは新しい桐の材料で補修します。)
  引き出しの棚板と側面の板との隙間などを補修
  (隙間を広げてボンドを入れ、木くぎを打ち込
     み締め直したりもします)

5, 桐材表面の仕上げかんながけ。

6, ペーパーで桐材表面をならす。

7, とのこを塗る。

8, 浮造(うづくり)で木目をたてる。

9, 上塗り。

10, イボタローで表面を磨く。
   (木目にそってイボタローをひき、その後布で
       磨き上げます。)

11, 防水液を塗る。

12, 新しい金具を付けて完成。

本体、引き出しの両方 1~12の作業をします。

「かるかや」と言う木の根を水にさらした後、干して麻紐できつく束ねたもの。
古いものを再生するときは粗、比較的新しいものの時は細と使い分けます。

udukuri_l.jpgのサムネール画像

浮造(うづくり)粗

 

 

 

 

 

udukuri_s.jpgのサムネール画像のサムネール画像

浮造(うづくり)細

 

 

 

 

イボタローは桐だんすの仕上げ用に使われるローのことです。

変わった名前ですが、なぜそんな名前なのかと言うと・・・・・

公園などによく植えてあるイボタノキ(下の写真)と言う木にイボタロウカイガラムシと言う昆虫の一種がよくつくのですが、そのムシの雄の幼虫が分泌する白いろう状の分泌物がフスマ・障子が滑りやすくなるように用いられました。

ibota.gif

イボタノキ(キンモクセイ科)

街路樹・生け垣など、また公園などにもよく植えられている。
5月頃白い細かい花がたくさん咲きます。

 

 

 



それが家具のつや出し等に使われるようになり、
イボタロウカイガラムシの名からイボタローと言う名前になったそうです。

現在ではあまりとれなくなり、貴重品になってきているようです。

下の写真のように本物と化学合成され作られたものなどいろいろ有るようで、本物は表面用に、
その他のものは引き出しの滑りをよくする時用に使われています
 

ibota.jpg
本物(イボタロウカイガラムシの幼虫から採ったもの)

 

 

 

 

 

 

ibota_2.jpg

化学合成されたもの